ボーダレス個人口座 Transferwise
エストニアに設立された送金会社TransferWiseは、以前はビジネス顧客のみに限定していたボーダレス口座を個人顧客にも公開しました。 口座だけでなく、同社の顧客はMasterCardデビットカードにアクセスすることもできます。 2018年1月9日から数千人の既存のTransferWiseユーザーは新しいサービスにアクセスできるようになり、サービスのスタートは2018年の1月~3月に公開予定です。 ボーダーレス口座では英国、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパの現地銀行と供に、実際の為替レートで両替、保有することが可能です。 つまりこれは顧客は世界のどこに住んでいても現地の人と同じように手数料なしで送金や支払、貯蓄をすることができるということを意味します。
TransferWiseは、資産運用会社のOld Mutual Global Investorsとベンチャーキャピタル会社のIVPを中心に、新たな投資ラウンドで2億8000万ドルを確保しました。
シリコンバレーのサファイアベンチャーズ、日本の三井物産株式会社、日本のベンチャー企業であるワールドイノベーションラボも、新たな投資家としてTransferWiseに加わりました。
現在までに同社は3億9,700万米ドルを調達しています。
TransferWiseは現在200万人以上の顧客にサービスを提供しており、通貨ルートは750か所、毎月10億ユーロを顧客サービスとして動かしています。 10月には中小企業がオーストラリアの現地銀行口座情報にアクセスできる最大28の通貨を保有するボーダレスアカウントを開始し、APACのさらなる拡大を計画しています。 同社は数十万人の顧客をすでに抱えており、今年シンガポールにハブオフィス設立を予定、また東京とシドニーにサテライトオフィスを設置予定です。